二級ボイラー技士試験とは?出題科目・配点・合格基準・受験資格・免許交付までまとめて解説

二級ボイラー技士は、工場の製造設備や暖冷房・給湯用のエネルギー源として設置されているボイラーを 取り扱うために必要な国家資格です。会社の指示で受ける人も多い試験ですが、 「受験資格はいるのか」「合格すればすぐ現場に出られるのか」が分かりにくいまま 勉強を始めてしまう人が少なくありません。このページでは、実施機関である 公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公表資料にもとづいて、迷いやすいところを順に整理します。

※本ページはアプリ製薬が独自に作成した非公式の解説です。厚生労働省・安全衛生技術試験協会その他の 政府機関・試験機関を代表するものではありません。試験日程・受験申請・合格発表などの正式な情報は、 必ず公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公式サイトでご確認ください。

1二級ボイラー技士とは

労働安全衛生法により、小規模・小型ボイラーを除くボイラーは、ボイラー技士の免許を受けた者でなければ 取り扱うことができません。安全衛生技術試験協会は二級ボイラー技士の役割を 「ごく一般に設置されている製造設備あるいは暖冷房、給湯用のエネルギー源としてのボイラーを取り扱う 重要な役割を担う」と説明しています。

出典:安全衛生技術試験協会「二級ボイラー技士|試験のご案内」(2026-08-15確認)

2試験科目・出題数・配点

出題形式は五肢択一式・マークシート方式です。正答は1問につき1つだけ。区分は単一で、誰でも同じ4科目を受けます。

科目問題数配点
ボイラーの構造に関する知識10問100点
ボイラーの取扱いに関する知識10問100点
燃料及び燃焼に関する知識10問100点
関係法令10問100点

合計40問・400点・試験時間は13:30〜16:30の3時間(免除科目なし)です。配点は4科目とも 1問10点で均一なので、正解した問題数の割合がそのまま得点の割合になります (有害業務の範囲だけ配点が違う衛生管理者試験とは、この点が異なります)。

出典:安全衛生技術試験協会「二級ボイラー技士|試験のご案内」(2026-08-15確認)

3合格基準

安全衛生技術試験協会が公表している合格基準は、次のとおりです。

科目ごとの得点が40%以上で、かつ、その合計が60%以上であること

つまり、合格には次の2つのハードルを両方こえる必要があります。

得意な科目で稼いで苦手な科目を捨てる、という戦い方ができない試験です。 まず全科目で足切りラインを確保してから、得点を伸ばしにいくのが定石です。

4受験資格・免許交付までの流れ

受験資格は不要です。

学歴・実務経験を問わず、どなたでも受験できます。ただし受験申請の際は 本人確認証明書(運転免許証の写し等)の添付が必要です。

⚠️ 合格=免許ではありません。

試験に合格しただけでは免許は交付されません。次のいずれかの要件を満たしたうえで、 都道府県労働局長に免許申請を行う必要があります。

  • 登録教習機関の「ボイラー実技講習」(20時間)を修了する(最短経路。試験合格の前後どちらに受講してもよい)
  • ボイラーの取扱いの実地修習を6か月以上経験する

受験資格が無いぶん受験の機会は誰にでも開かれていますが、免許取得までは 実技講習等の別ステップが必要という点は見落とされがちです。

出典:安全衛生技術試験協会「二級ボイラー技士|試験のご案内」(2026-08-15確認)/ 日本ボイラ協会「二級ボイラー技士免許」(2026-08-15確認)

5試験の実施・受験手数料

日程・会場・受験手数料・申請方法は変更されることがあります。必ず 公式サイトで最新の情報をご確認ください。 申込方法・受付期間の詳細な案内はアプリ内の「試験制度ガイド」からも確認できます。

出典:安全衛生技術試験協会「手数料一覧」(2026-08-15確認)

6直近の受験者数・合格率

年度受験者数合格者数合格率
令和7年度21,349人11,303人52.9%

得意・不得意にかかわらず、受験者の約半数が不合格になる試験です。 「科目ごと40%以上」の足切りを見落として落ちる人が多いため、苦手科目を残さない対策が重要です。

出典:安全衛生技術試験協会「試験実施状況(学科試験)」(2026-08-16確認)

7どんな問題が出るのか(公表試験問題80問の実測)

試験協会は試験問題を年2回公表しています。直近2回分(令和8年4月・令和7年10月=計80問)を 1問ずつ数えたところ、52問(約52.5%)が「適切でないものは次のうちどれか」型でした。 正しい記述を選ぶ練習ばかりしていると、知っているのに解けない状態になります。

科目「適切でないもの」型の割合
ボイラーの取扱い65%
ボイラーの構造60%
燃料及び燃焼55%
関係法令30%

関係法令だけ突出して低く、正しい記述を選ぶ問い方が主流です。一律の割合で練習すると 法令だけ的外れな対策になるため、科目ごとに違う比率で練習することが重要です。 また、「AからDまでの記述のうち正しいものを全てあげた組合せはどれか」型(本試験全体で約3割)や、 理論空気量・換算蒸発量などを数値で求める計算問題も毎回のように出題されます。

公表試験問題の原本は 試験協会の公表試験問題のページから どなたでも無料で入手できます(PDF)。学習の仕上げに一度は解いておくことをおすすめします。

8勉強の進め方

対策アプリ「ボイラーウカール」

アプリ製薬の「ボイラーウカール」は、二級ボイラー技士試験の対策アプリです。全820問を収録し、 本試験と同じ五肢択一式・4科目構成で、模擬試験は本試験と同じ問題数・時間・科目順・ 合否判定を再現します。

アプリを開く

※本アプリは政府・公益財団法人 安全衛生技術試験協会の公式アプリではありません。 個人開発者「アプリ製薬」が制作した、独自の模擬問題集です。収録している問題は 公表試験問題の転載ではなく、すべてオリジナルに作成したものです。